エセダリの日記

遊戯王のことを主に書いてます。

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真紅眼とレッドデーモンと極智王が主力です

レッドアイズ使い的に《真紅眼融合》へ思うこと

超絶久々に記事書きます。

 

【レッドアイズ】デッキを使うようになって早5年、《真紅眼の黒竜》を好きになって15年以上になりますが、某ドラグーンが登場しからというもの、《真紅眼融合》の立場が大きく変わってなんとも言えない気持ちになるので少しばかり書きます。

(あくまで個人の意見なので【レッドアイズ】使い全員がこう思ってるかどうかは知りません。)

 

★9期

さて、クラッシュ・オブ・リベリオンで登場した《真紅眼融合》

当時の【レッドアイズ】は、《真紅眼融合》でとりあえず火力がある融合体を出しつつ墓地を肥やして、少し遅れて各罠カードでレッドアイズを蘇生していきビートダウンかランク7エクシーズを狙う程度しか『レッドアイズ』としては戦術がなかったのが事実です。

しかも融合体は火力こそあっても除去力も制圧力もないカードばかりで、《真紅眼融合》も制約が酷いものだったので、《真紅眼融合》は許される存在という認識は周り皆持っていた印象があります。

 

その後も幾度か『レッドアイズ』の新規はありましたが、どの新規もかさ増し程度で、【レッドアイズ】デッキとしては結局強くなるわけではない強化ばかりでした。

その結果、何が起こるかというと、【レッドアイズ】デッキは『レッドアイズ』カードを使うのではなく、闇ドラゴンというステータスで戦うようになるのです。

 

★10期

結果として【守護竜】+【レッドアイズ】というデッキになるわけですが、ここで重要なのが、あくまで【レッドアイズ】を使う理由は「闇ドラゴンである」点と《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》サポートとして仕事をするからという2点にしかすぎません。

さらに問題となるのが《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》は『レッドアイズ』でありながら、【レッドアイズ】ではそこまで重要な役割は持っていないということです。

レダメが強いのは事実です。現在禁止になってるくらいなので。

しかし、《真紅眼融合》の制約や、レベルが7でないことなどを考慮すると、初動で重要なカードとなるわけでもなく、場に出てもレダメ一人立ち尽くすだけになることがあるくらいなので、出せるなら出す程度なカードになります。

つまりは、純粋な【レッドアイズ】における必須カードなのではなく、【守護竜】で必須なカードに過ぎなかったわけです。

ただし、【守護竜】という存在のおかげで【レッドアイズ】はかつての[墓地肥やし+蘇生(ラグあり)]から[リクルート+即蘇生+大量サーチ+エクストラ直だし]という戦術を得ることが出来たのも事実なので、《真紅眼融合》に頼る必要がなくなりました。

 

 その後、レダメも《守護竜アガーペイン》も消えたことにより【レッドアイズ】は、路頭に迷うようになります。

『守護竜』に頼っても劣化【ドラゴンリンク】になってしまったのです。

でも、だからと言って《真紅眼融合》を使う構築にするかと考えるも、結果として「劣化【ドラゴンリンク】」のほうがマシな展開になるというオチになります。

 

この後も、【恐竜】や【未界域】など様々なデッキと混ぜてみますが、結果として言えることは

【レッドアイズ】を上手く使おうなのではく、

【守護竜】を上手く使おうという構築になることがほとんどでした。

 

結果として『レッドアイズ』による『レッドアイズ』のための【レッドアイズ】デッキを作る場合は《真紅眼融合》を使った融合軸が一番安定するということになるのです。

 

そんな「やっぱそれが真理なのかー」と思っていたさなかです。某植物蛇と例のドラグーンがやってきたのは。

 

◆なんだこいつは

捕食植物ヴェルテ・アナコンダ

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/植物族/攻 500
【リンクマーカー:左下/右下】
効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。
②:2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。

 

◆やつが・・・きた・・・・・

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ

融合・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター
①:このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
②:自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。
③:1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。

 

「え、いや、は?え?これ組み合わせて使っていいの????」って感情になりました。

 たしかに、ドラグーンは強い。【レッドアイズ】が求めていた除去力と制圧力を共に兼ね備えています。

しかし、他のカードと比べても明らかにオーバースペックなのは長年遊戯王やっているので一目でわかりました。

加えてアナコンダです。長年【レッドアイズ】使いが頭を悩ませてきた《真紅眼融合》の制約を無視したのです。

最初のほうに述べた《真紅眼融合》が許されてた理由を振りかえってみましょう。

  1. 制約が酷い(発動リスクが重い)
  2. 融合体が微妙なのしかいない

この2点を一瞬にして解決したのが上記の2枚です。

これでは《真紅眼融合》への見方が大きく変化するのは仕方ありません。

 

 しかし。しかしです。

昨今の大会でドラグーンを使われている構築を見てみましょう。

自分もすべてを見ているわけではないとはいえ、一つ言えることがあります。

『誰も【レッドアイズ】としてデッキを組んでいるわけではない』ということです。

 

【レッドアイズ】デッキが活躍して《真紅眼融合》が規制されるのは大いに結構です。

しかし、【レッドアイズ】デッキが大会で勝っているとは聞きません。

【レッドアイズ】ではなく【ドラグーン】なのです。

そうです。【レッドアイズ】はいくらドラグーンが強くても、それ以上がないのです。

アナコンダや《ドロドロゴン》、《儀式魔人リリーサー》を使う余裕は『守護竜』や他のデッキにはあっても【レッドアイズ】にはないのです。

 

これで《真紅眼融合》が規制されようものなら、野球道具の持ち主だったせいで窓ガラス割った罪を友達に押し付けられたのと同じような状況だと思います。

 

以上、1人の【レッドアイズ】使いが思う、今のドラグーン環境、および4月の制限改訂への思いでした。