【遊戯王】使い勝手の良い速攻魔法まとめ
速攻魔法とは、遊戯王で唯一自分と相手どちらのターンでも発動が可能な魔法カードであり、その性質上、デッキを組む際に様々な可能性を生み出してくれるカードになります。
そんな速攻魔法なせいか、周りで「こんな速攻魔法ないかなぁ」と悩む人が身の回りで多くいる気がしたので、今一度調べなおして整理してみようというのが今回の記事になります。(なお、整理する対象は2021年5月までに登場しているカードになります)
整理の仕方としては、
上記の目次のような形で整理しております。
(サポートのあり/なしはその速攻魔法自体をサポートしているかどうかで区別しています)
なお、かなり分量が多くなりますので、画像や正確なカードテキストは省略します。
また、明らかに弱そうなカード、そのテーマ以外で使おうとすると運用や制約が厳しすぎるカードは載せていないです。
サポートがない速攻魔法
※()内は類似効果のカード
サーチ・リクルート・蘇生系の効果
緊急テレポート
⇒サイキック・リフレクターや幽鬼うさぎのようなほとんどのデッキに入れられるカードをリクルートできるので採用するのは容易。
盆回し
⇒制限カードにもなっているフィールド魔法サポートの代表格の1つ。制限カードなので安定性に欠けるのが玉に瑕といった感じ。
終焉の地
⇒相手がモンスターを特殊召喚した際にのみ使用できるフィールド魔法サポート。
超カバーカーニバル
⇒地属性獣族☆3という比較的使い勝手の良いステータスを持つEMディスカバー・ヒッポをコスト無しにリクルートできる優秀なカード。展開だけでなく防御札としても扱うことが出来ます。
クイック・リボルブ
⇒好きなレベルのヴァレットをリクルートでき特別デメリットもないので非常に優秀。
コマンド・リゾネーター
⇒リゾネーターがコストとして必要であるが、好きな下級の悪魔族をサーチできるので優秀な効果。
銀龍の轟咆
⇒ドラゴン族の通常モンスターをサポートするカード。ドラゴン族は墓地肥やしが容易なので使える場面は多いと思います。
地獄の暴走召喚
⇒攻撃力1500以下の同名カードを複数体リクルートできる優秀なカード。相手フィールドにモンスターがいないと使用できない点と、相手もリクルートしてしまう点が弱点でですが、強力なモンスターを相手にリクルートされなければいい話なので、使う場所を間違えなければなんとかなるかと思います。
緊急ダイヤ
⇒機械族・地属性サポートにおける捲り札としては最強格。下級上級どちらも採用する必要はありますが、上級の扱いやすいモンスターが多いので問題にはなりにくいのではないかと思います。
マグネット・リバース
⇒ 水晶機巧-ハリファイバーといった汎用機械族はいくつかあるので多くのデッキで採用が可能ではないかと思います。また、岩石族のサポートでもあります。
烏合無象
⇒効果の無効化や攻撃ができないなどありますが、素材になった時の効果が強いモンスターを出すのに使用すればよいので利用できる場面は多いと思います。
手札断殺
⇒手札入れ替えカード。相手のサーチ直後に打てば妨害にもなりうる。
妨害・除去系の効果
墓穴の指名者(抹殺の指名者)
⇒手札誘発許さないマン。抹殺は手札誘発を無効にするためだけに採用するのはデッキの枠を食うので慎重に。
スケープ・ゴート(終焉の焔)
⇒防御にも使えるが、どちらかというと相手ターンのエンドフェイズに発動して次の自分のターンにシンクロやリンクの素材になるの場面を見ることが多いです。
月の書(皆既日蝕の書 など)
⇒速攻魔法の妨害札の代表格。融合デッキ相手だとあまり効果が薄い可能性もあるが、それでも強いことには変わりないですね。
サイクロン(ツインツイスター、コズミックサイクロン など)
⇒バック除去札の代表格。相手によってはハーピィの羽根帚やライトニングストームではなくあえてこっちを採用するのも考えとしてはなくはないといった感じですね。
エネミーコントローラー
⇒昔から使われている妨害カード。リンクスで規制されているくらいには強い。経路の違う効果を状況に合わせて使い分けられるのが面白いですよね。
異次元からの埋葬(大欲な壺)
⇒自分のカードを使いまわすために戻すのが主な運用方法だと思いますが、相手のも戻せるので忘れた頃にやってくる妨害系となりそうなカード。
受け継ぎし魂
⇒通常モンスターをリクルートしつつ相手のモンスターを除去できる優秀なカード。デメリットこそありますが、速攻魔法であるので相手ターンに使うことが多いように思えますのでそんな気にならないと言えます。
ヘル・テンペスト
⇒3000以上の戦闘ダメージを受けた時にデッキと墓地のモンスターを全除外する強力なカード。フィールドと手札、EXデッキのモンスターには何もできないので注意です。
攻撃力・守備力関連の効果
リミッター解除
⇒使う場面が基本的にダメージステップになると思うので、拡張性にはかけますが、不意に出てくると相手は絶望する強カードです。
コンセントレイト
⇒リンクモンスター以外で使用できるパンプアップカード。種族や属性のしばりもないので活躍できる場面は多そう。
ぶつかり合う魂
⇒攻撃力を上げるだけでなく、戦闘に負けたプレイヤーのフィールドを更地にする強力な効果を持ったカード。ただ単純に更地にするだけなら天霆號アーゼウスのほうが手軽で確実なので、採用するならばエクシーズを使う余裕のないデッキになると思います。
サポートがある速攻魔法
融合(フュージョン)
該当カード:超融合、瞬間融合、融合解除
モンスター2体出るだけで捕食植物ヴェルテ・アナコンダ出せて墓地に落とせるようになるのでカードをデッキから引っ張り出すこと自体は比較的簡単です。同じ捕食の捕食植物ダーリング・コブラやシンクロ・フュージョニストなどでサーチができます。また、X・HERO ワンダー・ドライバーで墓地回収も可能です。
チェンジ
該当カード:マスク・チェンジ、ギアギアチェンジ など
E・HERO シャドー・ミストでサーチができます。HEROのサポートが優秀なので、シャドー・ミスト自体が非常に扱いやすいです。また、こちらもX・HERO ワンダー・ドライバーで墓地回収も可能です。
禁じられた
該当カード:禁じられた一滴、禁じられた聖槍、禁じられた聖杯 など
失楽の魔女でサーチができ、妨害だけでなく自分のカードを守るのにも使えます。しかしながら、失楽の魔女が扱いにくいのが難点ではあります。
魔導書
該当カード:トーラの魔導書、ゲーテの魔導書、魔導書整理
魔導書士 バテルやグリモの魔導書によるサーチが可能なので運用は容易ですが、トーラは禁じられた聖槍という対抗馬がいて、ゲーテについて他の魔導書が必要なためデッキの枠を確実に取るという問題がそれぞれあります。魔導書整理は、特にいうことないです。
ブラック・マジシャン
該当カード:イリュージョン・マジック、魂のしもべ など
マジシャンズ・ロッドでサーチができます。ただしマジシャンズ・ロッドでサーチしたいカードが速攻魔法以外に多いので、少し運用方法を考える必要はあります。
閃刀機
該当カード:閃刀機-ホーネットビット、閃刀機-ウィドウアンカー など
閃刀起動-エンゲージなどでのサーチが可能で、全体的にどのカードもパワーが高いです。メインモンスターゾーンにモンスターがいないのが条件なので、1体のモンスターで頑張る系のデッキでの採用になりやすいです。
星遺物
該当カード:星遺物の胎導、星遺物を巡る戦い など
星遺物関連のカードは強力なものが多く、動き中で上記のカードをサーチできたりもするので手札に引き込むことは容易。しかしながら速攻魔法の効果は特定の状況でしか使えないものばかりなので出張させる際には注意。
転生炎獣
該当カード:転生炎獣の炎陣、転生炎獣の超転生 など
転生炎獣ガゼルで墓地に落とせ、転生炎獣サンライトウルフで回収が出来ます。転生炎獣のモンスターは出張させやすいので他のデッキでも活躍できる場面は多そうです。
帝王
該当カード:帝王の烈旋、帝王の烈旋
属性変更のできる帝王の烈旋、相手のカードを除去できる帝王の烈旋と個性的なカードであるのが特徴です。汎神の帝王でサーチできます。
RUM
該当カード:RUM-クイック・カオス、RUM-幻影騎士団ラウンチ など
ゼアル出身のカード群で、その後のアークファイブでもRRで活躍したカードのためサポートカードはそこそこあります。しかしながら、現状はRRや幻影騎士団など一部のカテゴリのみに関連する効果が比較的多いのでそこまで汎用性は高くないです。
エクシーズ
該当カード: エクシーズ・インポート、エクシーズ・オーバーディレイ など
ジェネレーション・フォースでサーチが出来ます。エクシーズ・インポートは強力な除去札であり、エクシーズ・オーバーディレイはトリッキーな効果をしているのでこれを主軸としたデッキが存在するくらいです。
アマゾネス
該当カード: アマゾネスの叫声
アマゾネス王女とお互いにサーチがしあえるカードです。アマゾネス王女は地属性戦士族☆3なので他の戦士族サポートも受けやすいです。
ローズ・ドラゴン
該当カード:冷薔薇の抱香、薫り貴き薔薇の芽吹き
前者はレッドローズ・ドラゴン、後者はロクスローズ・ドラゴンでサーチが可能です。冷薔薇の抱香は優秀な効果を持つものが多い植物族のサーチ効果、薫り貴き薔薇の芽吹きはデメリットが何もない蘇生効果と、どちらも非常に強力な効果をしています。
召喚獣
該当カード:法の聖典
暴走召喚師アレイスターでサーチが可能。召喚獣自体は出張しやすいので、構築次第では採用は難しくないです。しかしながら、召喚師アレイスターそのものが超絶優秀なので暴走召喚師アレイスターを出す必要があるのかというと微妙なところ。
SR
該当カード:SRルーレット
HSRコルク-10でサーチができますがサポートを受ける場合、HSRコルク-10の制約の都合で風属性メインのデッキに絞られます。しかしながらSRルーレット自体には制約はないので使い勝手は悪くないと思われます。
ヴァレル/ヴァレット
該当カード:ラピッド・トリガー
デュアルウィール・ドラゴンでサーチが可能。デュアルウィール・ドラゴンは墓地に落とすのが簡単なので発動できる機会は多い。なお、既出のクイック・リボルブはサーチなどが出来ないので、サポートなしで紹介しています。
鉄獣
該当カード:鉄獣の凶襲、鉄獣の邂逅
この記事を書いている2021年6月頭時点で環境デッキの代表格ともいうべき鉄獣のカードですが、残念ながら上記2枚は大会で使われることはあまりないです。とはいえ、鉄獣戦線 塊撃のベアブルムでサーチができ、相手ターンの牽制に十分使える効果をしているので決して弱いわけはないです。
-----以上、速攻魔法の整理結果になります。
自分や身近な人が使っていないせいで実用性の高さに気づいていないカードも他にあるかもしれないですが、検索して出てきて「これは弱いこと書いてない」「やり方次第では使えそう」と思ったものを一通り書いたつもりです。
少しでもデッキ構築に悩んでいるデュエリストの力になれば幸いです。
これにてこの記事は終わりたいと思います。
(「こんな速攻魔法もあるよ」というのがあればコメントなどいただければ追記しておくかもしれないです。)